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電波時計の歴史

電波時計の歴史

ネジを巻いて時刻を合わせるアナログ時計も人気ですが、電波時計は自動で時刻を合わせてくれるので便利です。さらに電波時計受信装置があれば、地下室でも問題なく利用する事が出来ます。
この電波時計は、いつどのようにして誕生したのでしょうか。

究極の時計を目指して

日本で最初に電波時計を開発したのは、大手時計メーカーの「シチズン」です。腕時計が一般に普及し、販売台数が落ち着いてきた頃、新たな起爆剤を探していたときでした。
アナログ時計は使っているうちに時刻がズレるという問題点があり、持ち主が誤差を修正する手間が発生していました。そこで、標準時刻を送信する電波を使った、狂わない正確無比の時計を目標に電波時計の研究を始めたのです。

開発は0からのスタート

開発は0からのスタート

シチズンが本格的に電波時計の開発に取り組み始めたのは、1989年の事です。開発当時は、受信端末である置き時計や腕時計に組み込むICも存在せず、0から自社で開発しなければならない状況でした。

ICを開発したとしても、電波をキャッチしなければただの時計に過ぎず、せっかくの開発費が水の泡となってしまいます。アンテナ部分を小型化したり、金属を使いながら電波を通す方法を模索したりと、相当の苦労があったようです。

インパクトのあるデザイン

インパクトのあるデザイン

様々な課題を克服し、1993年には世界初の多局受信型アナログ式電波時計を発表しました。そしてインパクトのあるデザインをコンセプトに、電波をキャッチするためのアンテナを堂々と文字板中央に飾りました。このアンテナによって微弱な電波も瞬時に捉え、正確な時刻を表示出来るようになったのです。

その大胆なデザインは当時大きな話題を集めました。その後開発が進み現在では、正確に電波を捉える目立たないアンテナが使われるようになったのです。

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